「エゾシカを食卓へ」(ヨーロッパに学ぶシカ類の有効活用)
(日本語)
大泰司紀之氏、本間浩昭氏編著。丸善プラネット社発行。1998年、本体2,800円。
B5版。215ページ。良い本。
北海道での野生動物エゾシカによる農作物や森林への食害に対する対策を練るため、北海道農政部の依頼を受け、北海道大学の大泰司教授らが1997年に北海道とヨーロッパを調査した結果をまとめた本。鹿の活用について大変分かりやすい、良い本。
目次
T わが国の現状と問題点
1、エゾシカの爆発的増加
2、追いつかぬ被害対策
U 有効活用されているヨーロッパのシカ類
3,英国スコットランドの先進的保護管理
4,ドイツの伝統的保護管理
5、ハンガリーの狩猟産業的保護管理0
6,ヨーロッパの鹿肉処理と流通
7、低脂肪・高たんぱくの鹿肉の優れた特性
8、各国の鹿肉料理(レシピ12種類)
9、養鹿の実際
10、フェンシング(柵)
V エゾシカの有効活用と地域活性化に向けて
11,ハンターの一次処理
12,肉処理拠点施設の必要性
13,エゾシカ協会の創設を
14,ハンティング・ビジネスとまちおこし
15、わが国の養鹿
16、袋角、その他の部位の活用
17,輸出の可能性
18おすすめエゾシカ料理(レシピ9種類)
文献・資料
終わりに
索引